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「学生満足」の教育にしたい

Posted August. 08, 2000 17:22,   

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ソン・ジャ(宋梓・写真) 新任教育相は、 日頃「教育とは優しくて利口な人に育てること」と主張し、 人性教育を強調してきた。

閣僚になって初めての記者懇談会でも「21世紀は知識社会で、すべての国々が創造的人間を養成するための改革に取り組んでおり、危機管理レベルで(教育を)考えてはならない」と述べた。

「経営者総長」と呼ばれていた彼は、「教育にも‘顧客のための価値創造’‘顧客満足’があるべきだ」とし、「学生は楽しみ、 教師はやり甲斐を感じなければならない」と語った。

彼は、 △教育選択の自由 △教育機会の平等 △教育のグローバル化を教育の3原則に挙げた。

さらに、「資本主義社会は平等より差別を、 公平より効率を重視する」とし、「多様な教育機会を親が選択できるようにしなければならない」と述べた。これは自立型の私立高、特殊目的高など、多様な学校設立の推進を予告するものである。

教育機会の平等は、 誰でも大衆化した大学教育を受けられるということ。そのため、大学入学における生活記録簿の割合を高め、学生の多様な属性を評価し、かつての成績だけで学生を選ぶ慣行にブレーキを掛けると共に、現在の入試制度をさらに発展させるものと予想される。

教育のグローバル化は競争力を備えた大学を意味するものであり、ソン長官は大学改革に拍車を掛けるものと見られる。さらに、改革に対する反発と関連し、「(政策は)現実的に受け入れられなければならない」と述べ、 改革の速度を調節することも示唆した。

彼は延世(ヨンセ)大総長だった時代、「二重国籍」で問題になったことがあるが、学校発展基金として2172億ウォンの約定を取りつけるなど、経営マインドを取り入れ、脚光を浴びた。 権限を果敢に委任するスタイルだが、きちんとした仕事ぶりですべてを取りまとめる。 アイデイアに富んでおり、達弁で親和力にも優れている上、知人も多い。