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大統領の祝辞から見た韓国現代史

Posted August. 08, 2000 18:52,   

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韓国の歴代大統領達は毎年光復節(8月15日)の祝辞の中で北朝鮮への重要な提案や主な国政運営の方策を示してきた。現代史を理解するキーワードの役割を果たしてきた8・15の祝辞の主な内容を振り返ってみる。

大韓民国政府が成立された1948年、イ・スンマン(李承晩)大統領は大韓民国政府は朝鮮半島における全ての主権を持つ唯一の合法的な政府だと内外に宣言した。そして李大統領は選挙が見遅られた北朝鮮でも早いうち、民主的な選挙を行い、国会に残されている100席の議席を埋めることを促した。

李大統領は1959年、自らの最後の光復節の祝辞の中で、韓民族の念願は統一であるが統一問題はもう少し辛抱しなければならないとし、近い将来解決されることと信じていると話した。

5・16クーデター以後、政権を握ったパク・ジョンヒ(朴正煕)大統領は1970年、北朝鮮が武力による共産主義の統一を諦めると宣言する場合、南北の人為的な障壁を取除く用意があると述べた。また、パク大統領はどの体制が国民をより幸せにできるかを証明するために開発と建設を通じた善意の競争をしようと北側に呼掛た。

1971年、自主、自立、自衛の民族の主体性を基に民族の運命を拓くべきだという宣言や1974年△南北間不可侵協定の締結△対話の誠実な進行と門戸の解放△人工比例による総選挙の実施など、いわゆる平和統一の基本3原則を内外に明らかにしたのも8・15の祝辞を通じてのことだった。

その反面、ジョン・ドゥファン(全斗煥)大統領の8・15祝辞では注目を集めるような内容は特になかった。ただ、1982年、共産主義の圏内にある同胞達に門戸を解放するという宣言が関心を集めただけだった。

1988年、ノ・テウ(盧泰愚)大統領は場所、議題、手続きに拘らず、南北当局の最高責任者会談を開こうと北側に提案した。これは北朝鮮に対する一方的な和解と協力推進方針を明らかにした同年の7・7宣言を引継ぐものであった。ノ大統領は1989年自主、平和、民主を統一の3原則に取り上げたこともあった。

キム・ヨンサム(金泳三)大統領は光復50周年の1995年、朝鮮半島の平和体制を定着させるための協議を北側に提案した。また、キム大統領は△南北当事者間協議と解決△関連国家の協力△南北基本合意書と朝鮮半島での非核化共同宣言をはじめとする全ての南北間の合意事項の尊重など、朝鮮半島の平和体制の穀zのための3大原則を示した。

キム・デジュン(金大中)大統領は政府樹立50周年であった98年、政経癒着と政府による官主導の官治金融、不正腐敗の清算など、6大国政課題を提示した。

また、北朝鮮に対しては朝鮮半島の平和と緊張緩和のための南北常設対話機高傖・驍アとを提案した。