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杯盤胞段階の人間胚芽コピー、初成功

Posted August. 10, 2000 11:14,   

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韓国の研究陣が、世界で初めて杯盤胞段階の人間胚芽のコピーに成功した。

1998年、世界で初めて牛のコピーに成功したソウル大学のホァン・ウソック教授(黄禹錫、獣医大)は、9日「体細胞を利用した高能力乳牛のクローン生産」に関する研究発表会で、「36歳の韓国人男性から採取した体細胞を利用するクローン実験で、胚芽を杯盤胞段階まで培養するのに成功した。この技術を6月30日、アメリカなど世界15ヶ国に国際特許を出願した」と発表した。杯盤胞段階の胚芽は、卵子と精子が受精した後、細胞分裂をはじめてから4、5日経ち200〜300細胞期に達した状態である。

胚芽は、おもに妊娠2ヶ月までの初期生命体を指す言葉である。人間胚芽のコピーは、クローン羊であるドリーと同じ方法で、人間の体細胞をコピーしてから初期の胚芽段階まで培養することを意味する。

人間の場合、杯盤胞段階の胚芽の幹細胞(stem cell)は各身体機関に成長できることから、難治病の治療や臓器移植などの画期的な素材として期待されてきた。