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鄭夢九会長退陣要求に、現代自動車非常事態

鄭夢九会長退陣要求に、現代自動車非常事態

Posted August. 10, 2000 11:49,   

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外換銀行の金𨯁林(キム・キョンリム)頭取は9日、「3父子の同時退陣」について再度言及し、「鄭夢九(チョン・モング)会長も退陣すべきである」と直接実名をあげたことから、現代自動車は非常体制に入った。

現代自動車はこれまで鄭夢九会長が3父子の退陣宣言をはっきりと拒否してから、政府や債権銀行の攻撃の的から離れたものと思っていた。キム頭取の発言だけからすると、「鄭会長が退陣しなければ、現代自動車の自助策を受け入れないか、もしくは現代自動車に与信制裁を加える」という意味に解釈できるため、現代自動車が緊張するのは当然である。

しかし、財界の一部では、キム頭取の発言を別に解釈する意見もある。キム頭取が会長の名を直接取り上げたのは、新しく任命された経済チームや鄭夢憲会長の系列会社にだけ圧力を加えるのではないという事を示すためであるという意見である。現代の兄弟喧嘩において、政府と債権団は中立的な立場をとるという事を見せるためのものであるという解釈である。

鄭夢憲会長の側近は、閣議改編が行われる前まで、「政府と債権団が一方的に鄭夢憲会長だけに圧力をかけている」として、「現代自動車がロビーをしたため」だと不満の声を上げていた。

財界はまた、鄭夢九会長が辞任しなくても債権銀行が鄭夢九会長の退陣について言及し続ければ、現代自動車に問題が発生した場合、政府や債権団が思い切った介入ができるだろうと見ている。

全体的には、現代側の先系列分離の方策について外換銀行と政府が「反対する理由はない」と前向きに受け取っているため、現代の問題は何とか収拾できると見られる。しかし、自動車の系列分離が順調に終わっても、不良系列会社の経営陣に責任を取らせるべきだという債権団の要求を現代が受け入れられないとしているため、「現代の問題」が完全に終わるかどうかを判断するのは時期尚早と見られる。