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<社説> 専攻医、長期戦はいけない

Posted August. 16, 2000 11:55,   

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政府との交渉に臨む医療界の単一案について専攻医らが反対したことで、医療空白事態が長期化する見込みだが、このような事態について改めて懸念と遺憾の意を浮ウざるを得ない。結論から言えば、専攻医らは交渉に先立って条件からつけるという今のような姿勢を改めるべきである。

任意調剤と代替調剤を根絶するために薬剤師法を再改正すべきだとか一般医薬品の錠剤販売が許可される来年まで、医薬分業を先送りしようという主張は、その是非はともかくあくまでも医療界の交渉案に過ぎない。その交渉案を基に、薬剤師界と政府、国民の立場や意見を調整し、合意点を探さなければならない。

しかし、専攻医らが拘束者の釈放や指名手配の解除などが解決されなければ政府との話し合いはできないとかたくなに拒んでいるのは論理に合わない話である。専攻医側は拘束者と指名手配者が、政府の間違った医療政策による犠牲者なので、彼らを釈放すべきだと主張しているが、それは国の法秩序に絡むことであるだけに、医政間の交渉の前提にしてはいけない。

そのことについては、医療空白事態を解決してからも遅くはない。専攻医側のこのような硬直した姿勢は、これまでたくさんの犠牲と負担を支払ってまで公論化した、間違った国家保健医療体制に対する社会の関心を失う可柏ォがあるということを忘れてはならない。

週70〜80時間の勤務に、給与は200万ウォンにも満たない専攻医らの労働条件は、すでに広く知れ渡っている。彼らが将来への不安を感じ、専門人にふさわしい待遇よりは犠牲だけを強いるような社会の雰囲気に怒りと絶望感を覚えるのも理解できる。

しかし、数諸N間続いていた非合理的な医療体制を一昼夜にして改善するわけには行かない。したがって、怒りと絶望感から患者の苦痛を見知らぬふりして無理な要求をするのは、韓国医療界の未来を担うべき若者の姿勢ではない。

専攻医らは医療界の元老が促しているように、一日でも早く患者のもとへ戻り、本人の任務に復帰すべきである。専攻医らが医師として国民からの信頼を失えば、結局すべてを失うのであるという、先輩の嘆きに耳を傾けるべきだ。それなのに、若さだけで長期戦もやむを得ないというのは、いったい何の、だれのためなのだろう。結局、国民だけが犠牲になる争いは直ちに終えるべきだ。専攻医の賢明な決断を望む。