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天道教 南北交流

Posted August. 21, 2000 20:50,   

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東学の法統を受け継ぐ天道教が最近、南北間の和解ムードが広がる中で活発な接触を繰り広げている。

韓国側の金光旭(キム・クァンオク)天道教総部高領は17日、ソウルのハイアットホテルで、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)側の離散家族訪問団を率いて訪韓した北朝鮮天道教中央指導委員会の柳美英(ユ・ミヨン)委員長と会談し、10月3日の開天節(韓国の建国記念日)付近に南北の天道教の共同行事を行なう計画などについて協議した。

金高領が柳委員長に会ったのは今回が2度目。金高領は昨年の8月に中国の北京で柳委員長に会って会談を開いている。分断後初めて南北の天道教が一個所に集まって宗教儀式が行われた。

天道教は北朝鮮内で実質的な信仰組織を維持し、北朝鮮政府が公式に認めているただひとつの宗教。信頼できる数字ではないが、北朝鮮は150万人の信者がいると主張している。

北朝鮮で天道教は青友党という名前の政党組織まで持っている。柳委員長はこの労働党の右党である天道教青友党の中央委員会の委員長でもある。

柳氏の夫は、パク・チョンヒ政権時代に外務省長官と西ドイツ大使をしたこともある崔徳新(チェ・ドクシン)氏。崔氏は70年代に2度にわたって天道教の高領を担当した。77年には夫人の柳氏と共にアメリカに亡命したが、86年に北へ渡った。柳氏は89年に死亡した夫の跡を継ぎ、北朝鮮天道教の首長になった。

97年に北へ渡った呉益濟(オ・イクジェ)氏も崔氏のように、89年から94年に天道教の高領を担当していた。呉氏が北へ渡った背景には、柳氏が関与していたといわれている。呉氏は天道教の高領に在職しながら、柳氏と北京で会うなど、親密な関係を結んできた。

天道教の公式の南北交流は、実際には呉氏が天道教の高領として在職していた93年から始まっている。昨年の1月には韓国側のパク・ナムス議員が平壌(ピョンヤン)を訪問し、北朝鮮側の天道教中央指導委員会の副委員長に会っている。

また、今年の5月には北京で韓国側のジュ・ソンウォン教化院長と北朝鮮側のカン・チョルウォン副委員長が会談し、北側の天道教党に対する共同協力案などについて協議している。