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ロッテホテルのストライキ、74日ぶりに妥結

ロッテホテルのストライキ、74日ぶりに妥結

Posted August. 22, 2000 14:01,   

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今年の労使紛争において最大の正念場だったロッテホテル(代表 張性元−チャン・ソンウォン)の労使交渉が、ストライキ開始後74日目の21日に電撃的に妥結された。

ロッテホテルの労使は △入社3年以上の非正社員の正社員への転換 △ストライキに関連する懲戒の最小化及び告訴・告発の撤回 △団体協約の中で労組の行動権を制約する一方的な仲裁条項の削除 △賃金10%引き上げなどの争点に合意したと明らかにした。これにより、組合員1000人余りの暴力による連行、450億ウォン台の売り上げ損失、女子社員270人のセクハラ損害賠償訴訟などの汚点を残した史上初の特級ホテルのストライキが決着した。

終盤に入って妥結の足枷になっていた懲戒及び告訴・告発問題に対し、会社側は解雇及び解約が告知された83人の組合員の中で78人を職場に復帰させるなど、懲戒を最小化することにした。一方、労組側はセクハラをめぐる民事訴訟の取り下げに向けて努力することを約束した。

今回の合意案は、非正社員の正社員化を制度化した最初の大企業だという点で、何よりもその意味が大きい。3年以上の勤務者のうち、今年正社員に転換されるのは合わせて113人であり、毎年一定の人数が追加転換されるため、現在の職員の56.9%を占める非正社員は次第に減少すると予想される。これは、民主労総(委員長 段炳浩−ダン・ビョンホ)が今年の重点事業として掲げている非正社員労動者問題の解決策を示したもので、同じような状況にあるスイスグランドホテルとイーランドの労使紛争にも影響を及ぼすものと見られる。

孫洛亀(ソン・ナクグ)民主労総教育宣伝室長は「交渉過程で警察兵力の投入が消耗戦をもたらし、労使政すべてに負担を与えたことを教訓にすべきだ」とし、「警察鎮圧による怪我人404人が政府を相手取って損害賠償請求訴訟を準備中だ」と発表した。



金俊錫(キム・ジュンソク)記者 kjs359@donga.com