北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問時期が9月中に確定されることが明らかになった。
また政府は、京義(キョンウィ)線鉄道の復旧のための起工式を9月15日頃行なう予定で、南北で同時に起工式を始める可能性もあると伝えた。
政府当局の関係者は月曜日、「金総書記のソウル訪問時期が来月中には確定される見通し」だとし、「9、10月は金大中(キム・デジュン)大統領と金総書記がともに多忙であるため、ソウル訪問は難しい」と延べ、訪問時期が11月以降になることを示唆した。
また、「金総書記の訪問時期が年内になるのではという観測もあるが、現在の時点では年内よりもむしろ来年始めになる可能性が高い」と付け加えた。
政府は来月行われる、北朝鮮の金容淳(キム・ヨンスン)労働党の対南担当秘書によるソウル訪問の際、金総書記の訪問時期について協議、確定するものと見られる。
金総書記は最近、北朝鮮を訪れた韓国のマスコミ各社の社長団との懇談会で、金大統領との約束を果たすためにも必ずソウルを訪問すると話している。
一方この関係者は、京義線鉄道復旧工事の着工時期および南北同時着工の可能性を明らかにし、「非武装地帯内に中間駅を建設する方針により南北両方に駅舎を設置するのか、中間地点一ヶ所だけの設置となるのかなど、具体的事項に関する南北間の協議が進行中」だと話した。