政府は、非転向長期囚63名を来月2日北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に送還し、非転向長期囚の家族とすでに転向の意志を明らかにした長期囚は6・15共同宣言の南北間合意により、送還対象から除外されることを22日明らかにした。
これにより、家族を持つ非転向長期囚40名中4名の家族同伴(母1名、妻3名)の北朝鮮への送還の希望は達成されなくなり、最後のパルチザンとして知られているチョン・スンドク(67)・チョン・スンテク(79)氏もすでに転向書を提出した状態であるために、送還対象から洩れることになった。
ホン局長は、非転向長期囚の家族と転向長期囚の問題はこの先広い意味での離散家族の範囲に含め、書信のやりとりや再会など、一般の離散家族問題の解決と同様の過程を踏んで解決に至るだろうと明らかにした。
またホン局長は、北側が63名の非転向長期囚を受け入れるかの可否を23日に通報してくる予定だとし、具体的な送還過程は、板門店(パンムンジョム)の連絡官との接触を通じて北側と合意するであろうが、おおむね李仁模(イ・インモ)氏の送還事例によることになるだろうと話した。
彼は、非転向長期囚の送還が板門店を通した陸路で行われ、航空便になるか否かは、まだ合意に至っていないと補足した。
政府は先週18日、板門店の連絡官の接触を通じて、非転向長期囚62名の名簿を北側に送り、遅れて送還意志が確認されたイ・ドゥギュン氏(73)をこの日名簿に追加した。
夫亨權(ブ・ヒョングォン)記者 bookum90@donga.com