外国人の韓国の証券市場と経済を見通すのに重要な要因の中の一つがまさに、経常収支と為替だ。経常収支は韓国経済がどのくらい健全であるかを測るバロメーターであり、為替は経常収支によって影響を受けるが、投資利益の大きさを左右するためだ。この他にも多くの変数があるが、この二つが最も影響力が大きいものとされている。
まず経常収支を見てみよう。為替危機以後、急激に改善された経常収支は今年に入って、下降線を辿っている。かなりの速度で経常黒字の規模が縮小している。その上、国際石油価格が急上昇している中、海外原資材価格も上がっており、見通しはよくない方だ。31日に発表される7月の国際収支動向を注視しなければならない。為替の影響は一層複雑な様相を見せている。何よりも為替市場がマヒ状態に陥った。政府の影響でレートが1114‐1115ウォンの間で固定されているかのように変動がないのを見て、為替ディーラーたちが事実上取り引きを中断してしまったのだ。しかし、外部の要因によってレートが急激に変動する可能性があり、為替の動きを綿密に注視する必要がある。
のみならず景気下落の可能性、特に軟着陸に対する警告が出ている。それだけ景気が速い速度で後退しているということを表しているといえる。何よりも今は、足下の火が100ウォン代を脅かしているコスダック市場を回復させることだ。コスダック委員会は先週いくつかの対策を建議すると発表した。何かいい対策が出されることを期待しているが、期待が大きければ失望も大きいだろう。1日の経済政策調整会議ではコスダック市場の対策をはじめとしたいくつかの経済懸案について協議されると予想される。今まで現代事態で金のかけらのような貴重な時間を浪費した分、経済政策の当局は状況の変化によって整備する必要がある事項は直ちに対応しなければならない。
この他に△住宅銀行の訴訟で苦しんでいる三星自動車売却△大宇粉飾決算調査結果発表△情報通信部ホームページハッカー契機のインターネット検閲攻防△李益治(イ・イクチ)現代証券会長の辞退はあるか△穴の開いた輸入水産物検疫△IMT‐2000技術標準論争等も注意深く見守らなければならない。