民主党の最高委員を選出する全党大会が近付くにつれ、接待攻勢、金銭の供与説が相次いで飛び交っている。25日(金曜日)、民主党の議員総会で安東善(アン・トンソン)議員は、一部の候補が大邱(テグ)地区の代議員200名を招集して豪華な饗宴を行ったことを暴露した。公の席上で具体的な饗宴について取り上げられたのは初めてのこと。しかし、これに対して、饗宴を提供したものとみられている金重権(キム・ジュンクォン)候補は、演説会に出席した自分の地区の代議員50名あまりと委員長として食事をしたのがなぜ問題になるのかと反論した。
このように、競選での金銭の供与説が暴露戦にまで飛び火するや、候補者達のお金の使われ方に改めて関心が集まりはじめている。候補1人当りの競選費用は9000余名の代議員に掛ける電話代、郵便物の発送等の費用だけでも5000万ウォン掛かり、事務室のテナント料も3000万ウォン程度は見込んでおかなければならないことから、基本的な費用だけも1億ウォンは超えるだろうというのが一般的な見方。また、大部分の候補者が16の市、道庁の所在地等主要拠点毎に組織責任者を置いており、その費用も1億ウォン台が必要とされる。さらに、全国227ケ所の地区毎に1人ずつ活動責任者を置いている一部の候補者の場合には競選費用の半分以上の費用がこれにかかるものと見られている。もちろん候補者達はボランテイアの応援を活用していると言うが、これを額面通りに受け止めることは難しい。