中国産の鉛の入った渡りガニ事件を捜査中である仁川(インチョン)地検の特殊部は28日、冷凍加工過程でワタリガニの中に鉛を入れた可能性が高まっており、中国の公安当局に共助捜査を求める方針だ。
地検は、23日から27日にわたって仁川地区の5個の冷凍倉庫にあるワタリガニ495箱を分析した結果、箱ごとに一匹ずつ鉛が入っているワタリガニが見つかったとし、カニを二列で包装した箱の場合には、大部分下の列に隠したことから、直、間接的に加工業者が介入した可能性が高いとみられている。地検は、ワタリガニの中に鉛を入れるように指示した犯人、または直接入れた犯人を明確にするには、中国の現地捜査が必要だとし、捜査官派遣と協助公文の発送を実行する計画だと明らかにした。
朴正奎(パク・ジョンギュ)記者 jangkung@donga.com