ウォークアウト企業である(株)ウバンに対し、債権団が追加資金を支援しないということが28日(月)決定された。
これは債権団がウォークアウト企業に対する資金支援を拒否した初めての例で、これまで政府が幾度も発表してきた‘不良ウォークアウト企業の整理’の始まりだと受け入れられている。
ウバンはこれから、満期を迎える小切手を処理できなかった場合、最終倒産処理に続く法廷管理へと向かう可能性が高くなっている。
△資金支援を拒否した背景=ウバンの主債権銀行であるソウル銀行など、22の金融機関は債権団会議を開き、ウバンに1,107億ウォンを追加的に支援することに関する評決を行ったが、賛成率が54.8%にしかならなかった。追加資金を支援するためには債権団75%以上の賛成が必要。
ソウル銀行のある関係者は、ウバンに対する会計法人の実査結果、売上げ原価が売上額を超過したとし、営業を続ける程損害が増加する等、債権団はウバンが利益を得ることが難しいと判断した、と説明した。
ウバンは3月、債権団が第2次債務調整をした時は回復可能なように見えたが、6月末、ウバンが予想外の倒産事態を迎えたことにより、資金事情が急速に悪化した。これによって債権団もこれまで支援してきた資金を一部失うとしても、ウバンへの支援を取り辞めた方が良いという判断を下ろした。