在米僑胞の実業家、デイビッド・チャン(56)氏がアメリカ政治圏に不法選挙資金提供の嫌疑で捜査を受けていると、ニューヨークタイムス紙は28日(火曜日)、1面および2面で詳細に報道した。
同紙は28日「チャン氏が自身の収入より多い金額を政治家らへ寄付、連邦捜査当局の注目を集め、民主党のロバート・G・トリチェリー 上院議員へ5万3000ドル(約5830万ウォン)を不法に提供したと6月に認めた」と報じている。
同紙は、法務部と連邦捜査局(FBI)などが、同様の嫌疑で裁判となったチャン氏と彼から政治資金を受け取った政治家らが、他にも不法行為を行なったかどうかについて捜査を拡大しているとしている。また同紙によると、チャン氏はこれまで政治家らへ100回にのぼる32万5000ドル(約3億5750万ウォン)を提供しており、ビル・クリントン大統領が退任後、故郷であるアーカンソー州リトルロックに建設予定の図書館建設のため、少なくとも100万ドル(約11億ウォン)の寄付を約束したとされる。チャン氏は同様に政治資金寄付を通じ、98年6月金大中(キム・デジュン)大統領のアメリカ訪問の際、ホワイトハウス国賓晩餐会への招待を受けるなど、ホワイトハウスでの行事に頻繁に参加している。