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検察の総選挙捜査文書が流出

Posted August. 31, 2000 11:49,   

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検察が16代国会議員総選挙の際に選挙法違反の疑いで立件した当選者らに対する捜査をまとめた文書が外部に流出し、波紋を呼んでいる。

最高検察庁の公安部は、6月初めに作成された16代総選挙の当選者116人に対する捜査および処理現況を記録した報告書が、30日(水曜日)に発売されたある週間新聞に掲載され、その文書が流出した経緯を調べていると発表した。

この文書には、選挙法違反の疑いで立件された当選者(ハンナラ党56人、新千年民主党53人、自由民主連合7人)のリストと容疑の内容、捜査状況およびその処理結果などが書いてある。

検察の調べの結果、この文書が政界を通じてマスコミに流れ込んだことがわかった場合は、民主党の尹鐵相(ユン・チョルサン)前事務副総長の「検察に働きかけ、10人の議員が起訴から外された」という発言とともに、さらに波紋が拡大するものと見られる。

検察の関係者は、「文書の内容と形式を検討した結果、捜査の参考にするために検察の内部で作成したものに違いない」と確認し、「この文書は検察にも出しておらず、最高検察庁公安部の内部で保管していたもの」と述べた。

検察は、この文書の流出に内部職員が関係している可能性が高いものとみて、選挙事犯捜査に関係していた職員を対象にその経緯を調べている。



梁基大(ヤン・ギデ)記者 kee@donga.com