電子金融で取り引きをする時、印鑑の役割をする公認認証電子署名キーが、今月からおめ見えする。金融会社の顧客は、今後電子署名だけで22の銀行とインターネットバンキングを自由に利用することができるようになる。
現在インターネットバンキングサービスを利用している顧客は、該当の銀行から別途にIDと暗証番号の発給を受けている。しかし公認認証キーの発給を受けると、どの銀行とも同一のIDと暗証番号で取り引きすることができる。
チョーフン(朝興)銀行は3日、金融決済院が今月から発給する公認認証書を、銀行界では初めて取り入れて発給すると明らかにした。約1ヶ月間のチョーフン銀行と金融決済院の職員を対象にした試験サービスを経て、10月から一般顧客に発給する計画だ。
公認認証書のもう一つの利点は、各銀行が発給する私設認証書より高度の暗号体系を適用しており、保安の面でより一層強化されたという点だ。また、インターネットバンキングで事故が起きたとしても、公認認証署名の使用顧客は金融決済院が加入した損害保険により全額補償を受けることができる。
公認認証書の発給を望む顧客は銀行の支店を訪ね、身元を確認した後、銀行から電子署名キー(一種のキーワード)の発給を受け、インターネットバンキング利用時にこれを入力すればよい。
朴賢眞(パク・ヒョンジン)記者 witness@donga.com