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理念も重要だが家族とは別れられない

Posted September. 04, 2000 11:54,   

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「愛する家族と別れられなくて韓国に残りました。北朝鮮に行った同志らも理解してくれると思います」

韓国と北朝鮮の岐路で韓国に残留することに決定した一部の非転向長期囚らは3日、「理念も重要であるが、家族のために韓国に残った」と話した。

今年1月、30歳も差がある金氏(36)と結婚した全羅北道出身の長期囚・ヤンヒチョル(66)氏は、「私にも養う家族がいるという責任感のため、北朝鮮に行かなかった。それに韓国には兄弟がいるが北朝鮮には家族がいない」と語った。

ヤン氏は62年、「ヤン・ヒチョル事件」で捕まれ、37年間服役した後、今年3・1節の特赦で出所した。

また、長期囚金(73)氏は、「有一の血肉である息子(25)が生きていく姿をみるため、韓国に残った。息子が結婚して社会生活を成功的にするのを見守るのが、親の道理であり、人情の常ではないか」と話した。

韓国出身である金氏は、ゲリラ(パルチサン)活動をした罪で33年間服役し、89年に出所した。

今年7月、ピアノ講師である李(40)氏と結婚したアン・ハクソプ氏(70)も「結婚したばかりの妻を置いて行けないじゃないか」と話した。

北朝鮮に行かなかった長期囚らは、「北に行く同志を見ながらが寂しさと、家族と共に残ったことによる安堵感が交差している。早く統一になって同志らと再会できるよう祈る」と語った。



李完培(イ・ワンベ)記者 roryrery@donga.com