国際油価が来年の第2ー4半期(4月ー6月)までブラント油を基準にバレル当たり28〜30ドルの高い水準を持続するであろうと見通された。
3日、韓国銀行は報告書の「最近の国際油価動向と行後展望」で、国際油価は十日予定された石油輸出国機構(OPEC)の定期総会での増産決定如何により影響は受けるものの、現在の需給環境上、供給不足現象が短期間に解決できるとは言えない状態だと発表した。
報告書はまた、サウジアラビアやクウェート、またアラブ首長国連邦を除いた大多数のOPEC会員国は増産の余力がないため、十日の総会で増産が合意されても、その規模は50万バレル程度に止まるし、実際の増産規模は24万バレルに過ぎないと予測した。一方、原油の需要は季節的に盛んな時期が訪れるにつれ、大きく増え、今年の第4ー4半期と来年の第1ー4半期の間、世界原油需要は今年の第3ー4半期に比べ、それぞれ180万バレルと270万バレル程度に増加すると予想された。韓国銀行の関係者は「増産の規模が大きくない上に原油の需要が増えたため、今後、油価が安くなるとしても、大きな下落は期待しがたい。国内のマクロ経済運用にも相当な制約要因として作用するだろう」と述べた。