政府が京義線鉄道の復元並びに道路建設事業に着手する18日、韓国側の金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮側の金正日(キム・ジョンイル)総書記が参席して起工式を進行するために、北朝鮮と協議していることが分かった。
政府関係者は8日、「京義線復元の歴史的な意義を強調するために、南北の首脳がそれぞれの起工式に参席することを図るよう、北側と非公式に協議が進行しているようだ」と述べた。
同関係者は、「二人の首脳とは別に、南北の閣僚級幹部がそれぞれ双方の起工式に参席する案も進んでいる」とし、「6・15共同宣言に沿って北朝鮮の閣僚級幹部が韓国を訪問することになっているので、金容淳(キ厶・ヨンスン)労動党対南担当秘書が京義線の起工式の前にソウルを訪れる予定であると聞いた」と付け加えた。
その一方、建設交通省はこの日、京義線復元の起工式が18日午前10時に京畿道パジュ市の臨津閣で金大統領と関係部署の幹部、駐韓外交使節などの各界から1000人が参席して行なわれる予定だ、と発表した。
建設交通省は、この日を記念するため、9日から13日までにソウル駅など韓国の主要16駅と済州道庁で、工事に使用される線路の枕木とガードレールを展示し、一般人らが「統一念願」などと枕木に直接に書き入れられるようにする行事などを行なう計画だという。
これと関連し、鉄道庁は、臨津江橋梁とムンサントンネルの安全点検にすでに着手した。