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「南北合同選手団」入場は200カ国中97番目に

「南北合同選手団」入場は200カ国中97番目に

Posted September. 13, 2000 17:02,   

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2000年9月15日午後6時40分(以下韓国時間)。スタジアムにつめかけた11万人の観衆をはじめ、全世界60億の「地球村」住民が見守る中、朝鮮民族の新しい歴史が刻まれる。

午後5時から行われるシドニーオリンピック開幕式。式前行事が終わった後、6時に始まる選手団入場式。個人資格で参加する東ティモールを含む世界200カ国中、韓国選手団の入場は97番目。

「コリア(KOREA)」という場内アナウンスの下、史上初めて南北が一つとなった180人の共同選手団は、白地に空色の朝鮮半島が描かれた団旗を掲げて堂々と入場、南北が一つとなったことを全世界に公表する。

分断国家が一つの旗の下に同時に入場するのは、1896年に近代オリンピックが始まって以来史上初めてのこと。

南北それぞれ90人の選手団は、11日にソウルから緊急空輸された濃い紺色の上着をまとい、左側の胸に名刺大の朝鮮半島旗をピンで止めて入場する。

明るいベージュ色のズボンとスカート、白いワイシャツにオレンジ色のネクタイというスタイル。靴は濃い茶色または黒に統一した。

南北共同旗手であるチョン・ウンスンとパク・チョンチョルがコリア団旗を共に持って姿を現すと11万人の観衆全員が席から立ち上がり雷のような拍手を送り始める。

まるで天から舞い下りたような旗手のすぐ後には、キム・ウンヨンIOC執行委員兼大韓オリンピック委員会(KOC)委員長と、北朝鮮のチャン・ウンIOC委員が手に手を取って行進し、「6.15南北共同宣言」以後、急速に進展した朝鮮半島の平和ムードを全世界にアピールする。

南北の選手たちははじめは照れくさそうだが、誰が先だということもなく互いに混ざり合いながら行進。 中には手をつないで歩く姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気を演出。

北側は今回の大会に選手31人、任員30人の61人のエントリーを提出したが、物理治療士ら支援要員を含むと選手団は90人を上回る。一方の南側は398人の選手団中、16日に競技があるアーチェリー、バドミントン、ボクシングと体重調節が必要な種目、マラソン、サッカー、野球など一部種目を除いて選手団を構成する。