今年上半期のエネルギー消費量が半期の数値としては史上最高値を記録した。これとともにエネルギー消費増加率が国内総生産(GDP)成長率を超え、エネルギー効率性も非常に低いことがわかった。今日韓国銀行が韓国のエネルギー消費量と効率性を調査した結果、今年上半期の最終エネルギー消費量は7710万TOE(原油1トンに当たる熱量)で、前年同期間の7120万TOEに比べ、8、2%も増加した。
これは去る97年下半期の7460万TOEより多いもので、史上最高の数値であるばかりか外国為替危機以前の水準をはるかに超えているものである。
部分別では家庭、商業用の消費増加率が高く、今年上半期は1950万TOEで前年同期間の1750万TOEより11、2%も増加した。
また、20年間のエネルギー消費増加率をGDP成長率で割って出たエネルギー弾性値は1、1でエネルギー消費が経済成長に比べ、より一層速い速度で増えていることがわかった。エネルギー弾性値が1より高いとエネルギー消費が経済成長より速いということを意味する。
これによりエネルギー輸入の依存度は去る70年に47、5%であったものが、上昇し続け、96年以後は97%を超え、完全な輸入依存型に近づいている。韓国銀行の関係者は「わが国と同じようにエネルギー輸入の依存度が高い日本の場合、第2次オイルショック以後エネルギー節約に努めた結果、20年間エネルギー弾性値が0、66に止まっている。その反面、韓国は高エネルギー消費国として定着している」と語った。