台風第14号「サオマイ」の影響で、15日まで全国的に強風とともに最高200㎜の雨が降るものと予想され、被害が心配される。
特に今回の台風は進行速度が非常に遅いうえに、半径が600㎞に至る超大型台風であり、地域によっては16日まで影響を受けるものと予想され、今月初めに上陸した台風第12号「フラピルーン」などによりすでにかなりの被害を受けている収穫期の農作物の保護に警戒が発せられた。
14日、中央災害対策本部によると現在までにヨス(麗水)とモッポ(木浦)、ポハン(浦項)、ソクチョ(束草)など4空港の航空機の運航が統制されており、全国の沿岸旅客船102航路149隻のうち、86航路113隻の運航が2〜4日間中断され、島からのの帰省客数万名が足止めされているものと推定される。
また、海岸および山間地域の行楽客と登山客など1万6600余名が待避し、ハルラ山とチリ(智異)山など10の国立公園登山道43個所が統制され、漁船6万1400隻が全国の港に待避している。
中央災害対策本部は崖崩れの危険地域と防波堤などの沿岸の施設などに対し、事前点検および管理を強化し、収穫期の農作物の被害予防に努めてほしいと全国の地方自治団体に指示した。
崔聖塡(チェ・ソンジン)記者 choi@donga.com