「今回のオリンピックにおける最高のイベントは、南北共同入場でしょうね」
15日、韓国と北朝鮮がオリンピック開幕式に共同で入場するというニュースが伝わると同時にシドニーの人々は、「久々に五輪精神が輝いた例である」と口を揃えてて自分自身のことのように喜んでくれた。
地元の人々は、韓国から来たと言うと「韓国か北朝鮮か」を先に聞いてくるように、朝鮮半島は軍事的が対峙が治まらない分断国であるとの認識を持っている。このような韓国と北朝鮮が同じユニフォームと同じ旗を持って肩を並べて入場するということは、まさにスポーツを通じて友情と和合を成し遂げた、との意見が大勢。
12日シドニー北部オリンピック聖火奉送路で出逢ったジム・バイスさん(52)は「オリンピックって金を稼ぐための行事ではないかと思っていたのに、韓国と北朝鮮がシドニーオリンピックを輝かしてくれた」と話している。
彼は、最近シドニーオリンピック組織委員会が競技場入場券をプレミアムを付けて売り込もうとしたところ発覚され、社会的問題を巻き起こしたことを触れながら「韓国と北朝鮮には最も大きい金メダルを贈呈しなければならない」と話した。
13日、シドニーで出逢ったデール・アトランス教授は「オリンピックは腐敗スキャンダル、選手達の
薬物問題、徹底的な商業主義などにより生じた巨大な腐敗事業だ。南北間の共同入場のニュースこそオリンピック・ヒューマニズムの事例として残るはず」と歓迎した。
シドニー付近に位置するメディアセンターで出逢った外信記者達も「韓国から来ましたか」と声を掛けてきて南北間共同入場に対する意見を聞くなど大きい関心を表明したりも。
フランスから来たある女性記者は「韓国が連続で総合順位10位圏入りを目標としているとの話しを聞いたが、北朝鮮との共同入場はそれより貴重な所得になるはず」と述べた。
今、シドニーは南北韓を祝福する雰囲気で満ちている。