2年ぶりに甦った大宇(テウ)グループの亡霊が株価を1年5ヵ月の前に戻ってしまった。さらに為替と金利が急騰するなど、金融市場も混乱を見せている。
大宇自動車に対してフォード社が入札放棄を発表した故に、取引所とコスダック市場の総合株価指数が再び年中最低値を更新した。コスダック指数は、99年4月13日の96.93以降、1年5ヵ月ぶりに最低値である99.25を記録した。取引所指数は7日、連日急落の末628.20で、昨年3月31日(618.98)よりも下回った。
フォード社の発表が客場に伝えられたのは午後1時10分ごろ。それ以前は、株式市場は売買が活発化しており、指数が保合圏を維持していた。前日、先物オプションが満期を無事に乗り超えたという安堵感と短期低市勢を意識して反発する雰囲気が高まったため、取引所には活気があふれていた。コスダック市場では、午前中指数が103ポイントまで上がっていた。
しかし大宇自動車に対するフォード社の入札放棄の方針が知られ、売渡そうとする銘柄が増加するなど、指数が落ち込んでしまった。取引所には、外国人が972億ウォン、投信券が484億ウォンを売渡しており、コスダックでは、個人が123億ウォン分を純売渡しをした。
一方、国庫債金利は原油価格の上昇による不安心理が高潮しているうえ、大宇車の取り引きが無産したことにより、株式市場は午後に入って急騰し、国庫債3年金利が前日より0.07ポイント上昇した。為替においても今後外国人投資資金が減少するという懸念が拡散しており、前日に比べ4.80ウォンも値上りした1119.50ウォンを記録し、二日目に引き続きウォンが下降をたどった。
パク・ヒョンジン、イ・チョルヨン記者 witness@donga.com