南北朝鮮は、史上初めての国防相会談を25、26日の二日間に渡り、チェジュ(済州)島で開くことに今日合意した。北朝鮮のキム・イルチョル(金鎰迵)人民武力部長は、今日午前10時頃パンムンジョン(板門店)の国連軍司令部軍事停戦委員会を通して手渡された文通を通じて、歴史的な6・15共同宣言の主旨を尊重し、これを誠実に履行するため、まず韓国で会談をすることにしたと、国防省は発表した。
キム部長はまた、韓国側が提議した会談の開催日(25、26日)と代表団の構成(代表5人、遂行員5人)案に同意し、場所はチェジュ島にしたいとの意見を伝え、韓国のチョ・ソンテ(趙成台)国防省副大臣も同日午後、これに同意するとの答申を北朝鮮に伝えた。
南北はこれまで、第3国である香港で国防相会談を開くことを検討してきたが、ビザ発給や会談する場所、宿舎問題などを考慮し、チェジュ島に決定したものと明らかにした。
南北はチョ国防省副大臣とキム人民武力部長をそれぞれ主席代表にする公式代表団5人と遂行員5人など、それぞれ10人の代表団を選定し、早速そのリストを両側に通告することにした。国防省関係者は南北国防相会談は開催自体に大きな象徴的な意味がある、多大な期待よりも実践可能は問題から地に足のついた姿勢で話し合い、軍事当局間の信頼作りに力を入れたいと話した。