金、韓国フェンシング史上初の金メダル

韓国フェンシング界のスター、キム・ヨンホ（金永浩）が韓国フェンシング史上初めての金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。キム・ヨンホは本日午後、ダーリングハーバー・エキシビションホールで行われたフェンシング男子フルーレ個人決勝でギリギリの接戦の末、ドイツのラルフ・ビスドルフ（Ralf Bissdorf）を15-14で下して優勝した。ブリス・ギヤ（フランス）、クリフベイヤー（米）を次々と下したキム・ヨンホは8強でセルギ・ゴルビツキー（ウクライナ）を相手に試合開始5分24秒で15-5と勝ち、勢いに乗った。続いてキム・ヨンホは準決勝で対戦した強豪チェブチェンコ（ロシア）と手に汗握る接戦の末に15-14、1点差の辛勝を収めて決勝に上がった。

波乱を巻き起こしたエペでのイ・サンギ（李相其）の金メダルと共に2個のメダルを獲得した韓国のフェンシングは、今回のオリンピックで足場を確かなものにした。韓国のフェンシングは、84年のロスオリンピックから男女代表チームをコツコツと送りこんでいたが一度もメダル圏内に食い込むことができなかった。また、人気種目との隔たりがあり、一部のファンしか関心を持たなかった。オリンピック出場初出場から16年目にして初めての金メダルを獲得したキム・ヨンホは自他共に認める国内最高の剣客だ。