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韓国、「のむ抗がん剤」世界初の開発

Posted September. 20, 2000 13:03,   

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韓国化学研究所・化学物質研究部のユ・ャ塔Eン(柳聖殷)博士チームとハンミ(韓美)薬品は、抗癌効果に優れている次世代抗がん剤・パクリタクセルを世界で初めて飲む薬としての製造に成功したと19日発浮オた。

パクリタクセルは、櫟の木の皮から発見される物質で、ガン細胞と結合し、細胞分裂を遮断する。92年アメリカのブリストルマイヤー社は、タクャ汲ニいう製品名でパクリタクセルの注射剤を開発したが、パクリタクセルを溶解するために入れる物質がショック死を引き起こすほど毒性が強いことから、広範囲には使われなかった。

パクリタクセルを飲む薬として製造できなかったのは、この薬物が水には溶解されない上、胃腸細胞幕にあるP%恍`白質が薬の体内浸透を妨害するためであった。

ユ博士チームは、高血圧治療剤を開発する過程で合成した、新物質であるインダン誘導体がP-糖蛋白質の作用を抑制するという事を発見し、世界で2番目にパクリタクセルを合成したハンミ薬品に10億ウォンの技術料を受け、この物質の使用権を引き渡した。

ハンミ薬品はパクリタクセルとインダン誘導体を混合させ水にも溶解する小さな粒子として作ることに成功した。ユ・ャ塔Eン博士は、「ねずみ対象の動物実験で、経口用製剤が抗癌効果に優れていることを確認した。特に注射剤で見られるような副作用やガン細胞の耐性は見つからなかった」と話した。

ハンミ薬品は今後20億ウォンを投資し、早ければ2002年までオラクャ汲ニいう商品名で、経口用パクリタクセルを市販する計画だ。