既に4日目となるが、柔道での金メダルのしらせを聞く事ができない。
柔道男子81キロ級に出場したゾ・インチョル(趙麟徹)選手は19日、決勝で日本のタキモト・マコト選手に敗けを喫し、銀メダルに止まった。柔道においては最も有力視されていた金メダル候補である女子63キロ級のジョン・ソンスク(鄭成淑)選手も第1回戦で、フランスのセブリン・バンダンアンド選手に敗れ、早々から敗者組へ押し出されたあと、敗者復活戦を通して銅メダルを獲得した。ジョン・ソンスク選手は、シドニーオリンピックを最後として引退を宣言している。
韓国では最も「金メダル獲得種目」として知られている柔道が、今大会において幾度も金メダル獲得に失敗することにより、スタッフや選手らに少なからず負担となっている模様だ。銀メダルを獲得したジョ選手は、試合が終った後、「試合については話すことがない。いままで全力を尽くしてきたが・・・。指導していただいた監督やコーチ先生に応えられず残念だ」と述べ、「次回出場する選手らが必ず金メダルを取れるよう祈る」と付け加えた。それ程柔道での初の金メダルを意識していたとみられる。
朱性元(ジュ・ソンウォン)記者 swon@donga.com