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駐米大使とのインタビュー

Posted September. 21, 2000 19:25,   

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韓米年例安保協議会(SCM)に参加するため、一時帰国した梁性哲(Yang Sung-Chul)駐米大使と19日ソウルのヒルトンホテルで会った。出国前に比べ、満面に余裕と自信が溢れていた。南北問題と韓米間の懸案に対する彼の見解を聞いてみた。

Q:南北首脳会談以降、南北関係と米北関係が以前とは違う方向に展開しているが。

A:国民の政府以前には対北朝鮮問題でアメリカが転向的に介入(engagement)し、韓国がこれをチェックするという立場だった。しかし今では韓国がより転向的で、南北関係は新しい波に乗っており、アメリカはこれについて行く状態だ。故に韓米間の事前・事後協議問題があるように見えるものの、実は調律が上手くいっているのである。これからは米北関係が先走る可能性も排除することはできない。

Q:米北関係が先走る可能性とは?

A:米北ミサイル協商、テロ会談を含めた国交協商で解決の糸口が見え始めたら、相手側も(関係改善の)勢いに乗ることができる。ただし韓米同盟関係が最も重要な核心であるため、これを損傷しない線で南北関係と米北関係が進展しなければならない。

Q:北朝鮮が米北関係と南北関係を競争させたら、韓米関係に悪影響を与えるかもしれないと懸念されているが・・・。

A:そのような可能性は韓米間で既に協議されている。大切なのは対北朝鮮包容対策の純粋性が北朝鮮に充分にアピールされているかという点だ。

Q:南北関係のためにも米北関係の進展が重要ではないか?

A:北朝鮮も変わらなければならない。ヨド号の拉致犯など、テロリスト問題にも転向的な姿勢を見せなければならない。この問題が北米・北日関係の改善の足かせだ。これを解決するのは北朝鮮の役割である。

Q:韓米駐屯軍地位協定(SOFA)改定協商、ノ・グンリ事件など、韓米間の懸案をどのように解決するもりなのか?

A:政府はSOFA改正協商で、環境、労務、検疫問題など、包括的な提議をしており、アメリカ側も肯定的だ。裁判管轄権問題も妥協点を探している。ノ・グンリ問題も円満に解決すると信じている。

Q:最近、反米感情に対しどのように考えているか?

A:反米感情とアメリカ政策に対する批判は区別しなければならない。現在、一部でおこっている反米感情は80年代の反米デモとは違う。具体的な韓米懸案に対するもので深刻なものではないと思われる。

Q:アメリカ側から見る韓国政府は・・・?

A:国内政治が生産的な政治になってもらいたい。アメリカで体感しているが、韓国はすべての面で世界10位圏に入る国家であり、アジア最高レベルの民主国家だと評価されている。自負心を持っても良いと思う。最近、国内政府はまさに自害行為をしているようで残念だ。