金大中大統領は、今日、日本の森喜朗総理と日本で首脳会談を行い、両国間の貿易拡大や貿易上のアンバランスを是正するために共同で努力することに合意し、定期的に実務レベルの協議会を開くことにした。
両国の首脳はまた、日韓投資協定(BIT)を年内に締結するため、実務協議を加速化することにした。また、自由貿易協定(FTA)に関しては民間の意見を取り入れるために、日韓ビジネスフォーラムを設けることにした。しかし、投資協定について日本の森首相は、投資を誘致する国家の政府が労働争議解決の責任を取ることを求めた。
このほかにも、両国の首脳は現状態での自由貿易協定の締結は、貿易上のアンバランスを一層深化させる可能性があるという、金大統領の指摘に基づき、韓国の部品素材産業への日本の投資を拡大し、両国間の貿易拡大と均衡のために共同で努力することにした。
両国の首脳は特に、アジアでの情報技術(IT)産業を主導するために、両国の産業界が協力するという内容の日韓IT協力共同イニシアチブを採択した。
両首脳は、このために△電子商取引 △電子政府構築 △IT人材交流 △トランユーラシア情報通信網の構築など具体的な協力分野として9つの項目を選定した。
さらに、南北関係や日朝関係が共にポジティブな効果を出せるよう緊密に協力し、金大統領は特に日朝関係改善のために積極的に日本政府を支援することにした。
金大統領は在日韓国人の地方参政権付与法案の年内処理を要請したが、森総理は関心を持って努力すると述べるなど、それほど明るい見通しを示していない。
両国の首脳は24日、朝食を兼ねた第2次首脳会談を行う予定だ。
崔永默(チェ・ヨンムック)記者 ymook@donga.com