Go to contents

分断以後、初めての南北国防相会談開催

Posted September. 24, 2000 19:58,   

한국어

分断されて以来初めて、韓国の趙成台(チョウ・ソンテ)国防長官と北朝鮮の金鎰哲(キム・イルチョル)国防委員会副委員長兼、人民武力部長が月曜日、済州島(チェジュドウ)で南北国防相会談を開く。南北国防相会談は月曜日の午前と午後と、火曜日の午前など、あわせて3回に渡って行なわれ、会談が終った後、合意文が発表されると予想されている。このため、北朝鮮の代表団は日曜日の午後3時、板門店(パンムンジョン)の軍事分界線を越え、車でソウル空港まで来て、空軍の特別機便に乗り換えて6時頃済州島に到着した。

北朝鮮の人民武力部長など北朝鮮軍の首脳部が板門店の軍事分界線を越えて韓国を訪れたのは、韓国戦争以来、半世紀ぶりのことである。韓国の首席代表である趙成台国防長官は、自ら済州空港に出て空軍特別機から降りる金人民武力部長を迎えた上、一緒に一台の車に乗って会談の場である西帰浦(ソギポ)・チュンムン団地内にあるホテル・ロッテチェジュに移動する40数分間、密談を交わしたという。北朝鮮側は今回の会談でソウルーシンウィジュ間鉄道の復元やムンサンーケソン間の道路開設に伴う軍事問題を議題とするものと予想される。

一方、韓国側はソウルーシンウィジュ間鉄道問題はもとより、軍事用の直通電話の設置や、大規模な部隊移動と軍事練習の通告、訓練の参観など、軍事的な信頼を構築する方案を包括的に論議し、これを扱う南北軍事委員会と下位軍事実務委員会の構成を提議する方針だ。特に韓国は第2回南北国防相会談をできるだけ早いうちに平壌(ピョンヤン)などの北朝鮮の都市で開催するなど、国防相会談の定例化に努める方針だという。