韓国と北朝鮮は26日、国防相会談で両側地域をつなぐ京義線鉄道と道路周辺の軍事分界線(NMD)と非武装地帯(DMZ)を開放して南北管轄地域として設定することにし、この問題を停戦協定に基づき処理していくことで合意した。
南北朝鮮は「軍事的な緊張を緩和して恒久的な平和を果たし、戦争の危険を除去するのが緊要な問題」だという点で理解が一致し、これに向けて共同努力することにした。
韓国の趙成台(チョ・ソンデ)国防相と北朝鮮の金鎰哲(キ厶・イルチョル)人民武力相はこの日、済州島のロッテホテルで第1次南北国防相会談の二回目の会談を行い、こうした内容を含めた5項目で合意し、共同報道文として発表した。
南北朝鮮は報道文を通して京義線鉄道・道路工事に向けてそれぞれ国の非武装地帯(DMZ)の内に人員と車両、機才を入れることを許可し、安全を保証するよう、来月初に実務会談を開き細かい事項を話し合うこととした。
また6・15共同宣言の履行に向けて全力を尽くし、民間人らの交流と協力を保証するための軍事的な問題解決に向けて積極的に協力する一方、国防相会談を定例化し、第2次会談を11月中旬北朝鮮で行なうことにした。
今回会談には韓国側が、軍事当局者間の直通電話の設置、大規模部隊の移動と軍事訓練の通報及び、訓練参観などの「具体的な緊張緩和措置」を提案したが、北朝鮮側は「平和協定の締結が先」という立場を示したとする。
北朝鮮の代表はこの日の午後、青瓦台に金大中大統領を訪れた後、板門店を通じて平壌に戻った。
文哲(ムン・チョル)記者 fullmoon@donga.com