24日、午後7時(現地時間)プラハ中心部にあるコングレスセンターの2階で、第55回国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会への参加者のためのレセプションが行われた。世界経済の流れを確認できる場である。何人かのIMFスタッフと金融機関の専門家に「最近の韓国経済」について質問した。
大抵は「韓国が国際原油価格の上昇や株価の暴落が厳しい局面を迎えているが、危機が再発するほど深刻ではない」という反応を示した。しかし、外交的語句で韓国の外貨危機克服を評価しながらも「構造調整に取りかかる時間があまりない」という警告のメッセージを忘れなかった。
IMFの中堅幹部で外貨危機の時、韓国を訪問したことのあるローバト・ブラウニング氏は、「韓国経済は過去2年間高成長を続けたが、構造調整を急がねば外国からの信頼を得られないだろう」と「厳かに」忠告した。
チェコ出身のイリ・ヨナス氏は「韓国の成長可能性を見て韓国関連のファンドに投資したが、大きな損失をこうむった」として「長期的見通しが悪くないだけに、今が大事」だと語った。
あるアメリカ系金融機関の幹部もこの対話に参加し、「韓国政府が約束通り年内に構造調整を終えると思うか」という質問には「ノーコメント」と答えた。しかし、「韓国は確か去年も構造調整を早期に終えると強調したが、実際はそうでなかった」として強い疑くの念を隠さなかった。
去年9月、アメリカのワシントンで開かれたIMF総会の時は、各国の代表は韓国の経済回復に対して賛辞を惜しまなかった。その賛辞は、1年ぶりに「自慢してはならない」という冷静な忠告に代わっている。南北間の関係改善については国際社会からお祝いが絶えない中、韓国経済は「困り者」扱いされているようだ。