韓国がベトナム南部の海岸に良質の油田を探し当て、2004年からはこの油田で採掘した原油を国内に運び入れることができると期待される。精油業界によると、石油公社とSK株式会社が資本参与している「クローンJOC」が、ベトナム南部のバリア−プンタウ海岸の15−1地域から良質の原油ボーリングに成功、すぐに経済性があるか否かを確認する追加作業に取りかかった。
クローンJOCはベトナムのペトロベトナム、アメリカのコノコ、フランスのジオぺトロールとの合弁会社で、石油公社が23.25%の資本を持つ。油田の経済性が最終的に確認された場合、2004年よりこの油田から出る原油が国内に導入される予定で、韓国は石油公社の資本に該当する23.25%の原油を持ち込むことができる。
羅柄扇(ナ・ピョンソン)石油公社社長は、27日にベトナム副総理と企画投資省相らに会い、今後の採掘作業について協議する計画であることを、26日明らかにした。
石油公社は具体的なボーリング結果を発表する予定だが、1日5600バレルの質の良い原油があふれており、埋蔵量は2億4000万バレル以上になるものと予想されている。
李明宰(イ・ミョンジェ)記者 mjlee@donga.com