元在韓カナダ大使のウィリアム・バーウォ氏は、25日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は1981年当時、全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領とカナダのピエール・トリード総理を暗殺しようとしたと主張した。
81年から84年まで韓国で駐在していたバーウォ元大使は、この日カナダの日刊紙「ザ・グローブ・アンド・メール」とのインタビューで、当時北朝鮮の対外情報業務責任者だった金正日(キム・ジョンイル)総書記が、その計画を立てたと話した。
彼は、「北朝鮮はこの二人の要人の暗殺のために二人のカナダ人に手付金として40万ドル(4億5000万ウォン相当)を渡した」と述べた。しかし、この計画はお金を受け取ったカナダ人が姿を暗ましたことで失敗に終わったということだ。かれは、トリード元総理が韓国訪問を終えた後、韓国の高位関係者からこの暗殺計画について聞いたと述べた。
洪性哲(ホン・ャ塔`ョル)記者 sungchul@donga.com