「4年後、アテネで会いましょう」
新たな千年紀を迎え、初めて開かれた平和と和合のスポーツイベントである第27回シドニー五輪が、10月1日、スタジアムオーストラリアで閉会式を行い、2004年ギリシャのアテネでの再会を約束し、17日間の競争を終えた。200カ国から1万6000人あまりの選手団が参加した今回のオリンピックで、韓国は金メダル8個、銀9個、銅11個で総合メダル順位は12位であった。
韓国は84年のロサンゼルス五輪以降、5回連続のベスト10進入には失敗したが、3位の中国に次いでアジア諸国の中では2番目の成績をあげた。開閉会式の際、南北の同時入場で全世界に朝鮮民族は一つという事を知らしめたという意味でも意義深い今回の五輪で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は銀メダル1個、銅3つで60位であった。1位は金メダル39個、銀25個、銅33個のアメリカである。
一方、大会のフィナーレとなった男子マラソンでは、期待されていたアトランタ五輪の銀メダルリストであるイ・ボンジュ(李鳳柱、三星電気所属)選手が、レース中半のスピード競争に負け、2時間17分57秒の24位でゴールインした。男子マラソンの金メダルは、2時間10分11秒を記録したエチオピアのアベラ選手が獲得した。