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済州島を「平和の島」へ

Posted October. 04, 2000 11:41,   

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韓国の最南端に位置する済州島が最近、韓国と北朝鮮との「南北和解と交流の重心地」のイメージに基づき「国際平和の象徴」として変貌しつつある。

済州島で、「南北朝鮮国防相会談」と「第3次南北閣僚級会談」が相次ぎ行なわれるなど、朝鮮半島の解氷ムードの重心地として浮上している。また済州島のハンラ山と北朝鮮の白頭山を相互観光訪問するという計画に沿って今月中に北朝鮮の幹部らが済州島を訪問する予定である。さらに来年の年頭に、南北首脳会談が済州島で開催される場合には、世界から熱い注目を浴びる見込みだ。

済州島は、こうした一連の行事を契機として「平和の島」のイメージを固めるとの戦略を立てている。まず、海外に輸出している「済州みかん」というブランド名を「平和の島のみかん」へと代替する一方、済州在来の伝統料理と北朝鮮の料理を混ぜ合わせた「平和食」という料理もつくる予定だという。

禹瑾敏(ウ・グンミン)済州知事は先月27日、北朝鮮の全今振(ジョン・グムジン)内閣参事との面談で南北が参加する平和研究センターの建立を協議するなど「平和の島」に向けて歩み寄っているもようだ。

一方、ハンラ山と白頭山の相互観光訪問の定例化及び直航路の開設▽離散家族の面会所を済州島に設置▽南北共同祝典を済州で開催するーなどの事業も推進しているという。



任宰永(イム・ジェヨン)記者 jy788@donga.com