韓国禁煙運動協議会は、近く大田(テジョン)の韓国人参たばこ研究院を相手に、事実上の国産たばこ成分公開請求訴訟(たばこ成分情報非公開決定処分の取り消し請求訴訟)を大田地裁へ起こしたことが3日明らかになった。
協議会は訴状の中で「研究院側は5月、協議会側からの2回にわたる国産たばこ成分の情報公開要求を受け入れなかった。このような非公開決定は、たばこの有害性と中毒性による国民の生命と健康への危害状況をそのまま放置することになる」としている。
この研究院は国内で唯一、たばこ成分の分析を行なうことのできる機関だ。
今回協議会側が公開を求めているのは△たばこのタール、ニコチン、その他煙成分など、化学成分と中毒性の研究資料△新製品の開発計画所および分析資料△ニコチン含有量の比率操作技術関連資料△たばこの味、香り、ニコチン吸収率促進のための研究資料およびたばこの添加物質研究資料などの、6項目。
これら資料が公開されれば、現在進行中の吸煙被害訴訟に少なからず影響を与えるものだと予想されるだけでなく、発ガン性物質の含有など、公開内容によっては社会的波紋も大きくなる見通し。
池明勳(チ・ミョンフン)記者 mhjee@donga.com