韓国高速鉄道の車両選定をめぐるロビー疑惑事件で、贈賄側とされるチェ・マンソク容疑者が、フランスのアールストム社からTGV供給価額のうち1%(88億ウォン)をロビー手数料の名目で受け取り、自分の分け前(57億ウォン)のうち40%を当時、新韓国党(現在のハンナラ党)の黄明秀(ファン・ミョンス)、崔炯佑(チェ・ヒョンウ)議員に贈賄することにしていた事実が4日(水)わかった。
こうした事実は4日、アールスト厶社にチェ容疑者を紹介する代価として30億ウォンを受け取った容疑で逮捕されている扈基(ホ・キチュン)容疑者の捜査及び公判記録で明らかになった。
検察が法院に提出した意見書によると、扈容疑者は検察で「金永三政権の出帆直後、新たなロビストを探していたアールスト厶社側がチェ容疑者のロビー歴を調べるため、黄、崔の前議員との対面を要求してきたため、これを取り持った」と話した。しかし扈容疑者は「その折り、崔議員は事情があったため対面できず、黄前議員だけがアールストム社の理事級関係者2人と会う事により、チェ容疑者のロビー歴を確認したアールスト厶社が93年4月、チェ容疑者との正式にロビスト契約を締結した」と付け加えた。
検察は、最近のチェ容疑者に対する捜査を通じて、黄前議員がチェ容疑者から数億ウォンの賄賂を受けた事実を口座追跡を通じて確認したと思われる、と話した。