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コール金利0.25%引き上げ・・・韓銀「通貨緊縮はしない」

コール金利0.25%引き上げ・・・韓銀「通貨緊縮はしない」

Posted October. 05, 2000 19:49,   

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物価不安を抑えるために金融通貨当局はコール金利(短期金利)引き上げを断行した。

韓国銀行は5日、金融通貨委員会を開き、コール金利を現在の水準である年5%から0.25ポイント引き上げることにした。しかし、リストラが相変わらず終わっていない状態である点を考慮し、現在市中に出回っているお金を回収し、需要を和らげる通貨緊縮政策は行わないと発表した。また今後物価がこのまま上昇する場合、金利引上げの追加があるだろうと示唆した。

韓国銀行チョン・チョルファン(全哲煥)総裁はこの日、金融通貨委員会が終わった後の記者会見で、「国際原油価格高騰などの影響で、消費者物価が6月以降4ヶ月間大幅に上がり、事前処置として金利引き上げを決めたと」し、「今年の物価上昇率を年2.5%の政策目標以内に収める」と語った。

チョン韓銀総裁は、「市場では金利が先月より小幅に上がり、コール金利引き上げ要因がすでに反映された状態であるため、今回の引き上げによる金融市場の不安は発生しないだろう」と語った。彼はまた「来年には物価上昇が早まるだろうとの予測は事実で、一度金利を調節したからといって物価不安に対応はできない」と語り、金利引き上げ追加の可能性を示唆した。

金融通貨委員会は、「しかし再割引率の性格を持っていた流動性調節貸出金利は、現在の水準である4.50%を維持しており、通貨政策そのものを緊縮の方に転換せず中立させておく」という意志を表明した。



朴賢眞(パク・ヒョンジン)記者 witness@donga.com