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安全企画省の裏金捜査と見通し

Posted October. 06, 2000 19:47,   

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安全企画省の裏金・選挙資金流入事件を捜査中の最高検察庁中央捜査部が、関連者召還など、本格的な捜査に着手する時点を決めかねている。

4日(水曜日)、捜査事実が明らかになった後、検察は確認中という原則論だけを繰り返し述べてきたが、6日は特別な状況変動がなかったとし、捜査に対する言及を避けた。その代わり、この日の午前に行われた定例中央捜査部会議では捜査の方向と時点について話し合いが進められた。

朴相吉(パク・サンギル)捜査企画官は、まず今週は何の計画もないと述べた。しかし来週も検察が本格的な捜査に取りかかるかどうかは不透明な状態だ。

与野党党首会談が予定されている10日にはソウル地方検察が信用保証基金外圧疑惑事件の捜査結果を発表する。13日には金大中大統領が受賞するかどうかに関心が集まっているノーベル平和賞の受賞者が発表される。

このような日程上の問題を考慮しなくても、事件の本格的な捜査がもたらす政治的な争いという根本的な問題のために、捜査に着手する時期はかなり遅くなるという見通しが大勢になりつつある。事件の性格上、検察の本格的な捜査は野党であるハンナラ党の組織的な反発を呼ぶことは火を見るよりも明らかなことだからだ。

ある検事は、ようやく国会が正常化しつつあるため、検察が政治の場に入り混じることは出来ないとしながら、結局、党首会談以降の政治状況と大統領の決断が大切だとした。

本格的な捜査は、当時安全企画省と与党(現野党)の高位関係者の召還を意味し、状況によっては敏感な問題に関しても取り上げられる可能性があるため、着手の時期は検察の判断だけで決定されることではないと話す。

また、検察自らも安全企画省の母口座から、政治家達に金が渡されたという「明確なる証拠物」を確認したが、果たしてどの線で誰が介入しているのかには確信を持てずにいるようだ。

結局検察は早ければ来週、事件の核心に当たる京釜高速鉄道の車両選定ロビー疑惑事件の関係者召喚調査の着手後、今回の事件は当分の間、精密なる口座追跡を続けながら望ましい時期を待つ可能性が高い。