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ノーベル賞受賞後、首脳会談の要請殺到

Posted October. 16, 2000 14:30,   

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第3次アジア、ヨーロッパ首脳会議(ASEM)開幕直前の‘スター誕生’によって、この会議はこれまで以上に国内外の関心を集める見通しだ。ASEMにはアメリカとロシアが抜けているため‘あまり注目されないかもしれない’という声がなきにしもあらずだったが、ソウルASEMの議長である金大中(キム・デジュン)大統領がノーベル平和賞を受賞したことにより、ある程度名誉挽回したようだ。

そのためかASEM準備企画団の関係者は「ソウルで開かれる史上最大規模の多者間首脳外交行事であるASEMが金大統領のノーベル賞受賞の祝賀フェスティバルになりそうだ。」と口を揃えている。

実際、ASEM参加者達の話題の中心になるのは、金大統領のノーベル賞受賞であると思われる。各国の首脳と外務長官は3回に渡る会議と公式・非公式の晩餐で金大統領の受賞を話題に取り上げているため、必ず何らかの‘お祝い’をするだろうというのが外交部関係者の話だ。

従って、ASEMの議長である金大中大統領の議事の進行にも重みがかかると思われる。21日の閉幕式直後に行われる金大統領の記者会見も、全世界のマスコミが集中すると予想される。6・15南北共同宣言に対するASEMの支持が込められた‘韓半島の平和に関するソウル宣言’も、このような雰囲気に乗って熱い関心の中で採択される見通しだ。

スターになった金大統領の日程もこれまでよりずっと忙しくなった。当初、4、5ヵ国の首脳との会見を念頭に置いていた金大統領は、受賞の発表直前までイギリス・ドイツ・スペインなど、10ヵ国の首脳との会談を確定した状態だった。しかし受賞発表以来、首脳会談の要請が殺到し、現在、14ヵ国との会談が予定されているが、今後もっと増える見通しだ。

国内外のマスコミの関心も高まっている。ASEM会議の朴竜奎(パク・ヨンギュ)支援部長は「取材記者の登録を締め切ったが、金大統領の受賞によって外国の記者達の追加登録が予想される。」とし、「今回のソウルASEMの取材熱気は6月の南北首脳会談の時よりもより激しくなると予想される。」と話している。



ムン・チョルギ記者 fullmoon@donga.com