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クリントンの訪北、既定事実ではない

Posted October. 20, 2000 20:01,   

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アメリカの国務省は19日、「ビル・クリントン大統領の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への訪問は確定したものではないため、大統領の訪北を推進させるには北ー米間の主要懸案に関する重大な進展を前提にしなければならない」明らかにした。

リチャード・バウチャー国務省スポークスマンは定例ブリーフィング(報告)において「クリントン大統領の訪北が確定したものとは言えない」と述べ、「マドリン・オルブライト国務長官は平壌(ピョンヤン)訪問中に金正日(キム・ジョンイル)総書記らと会い、重大な進展のための模索を行う予定」だと語った。

彼はクリントン大統領の訪北の前提となる北ー米間の重大な進展が具体的に何かは明らかにしないまま、北朝鮮のミサイル、核、テロの問題がアメリカの最大の関心事項であることを強調した。

ワシントンのある外交関係筋によると、現在アメリカでは任期が3ヵ月余りとなったクリントン大統領が確固たる成果の保証もないまま、北朝鮮を訪問しようとするのに対して「保守層を中心に批判の声が持ち上がっている」とし、「クリントン大統領の訪北の可能性に焦点を合わせた説明は、これを意識した発言だと思われる」と述べた。

彼は、クリントン大統領の訪北が確定した場合、クリントン大統領はソウルにも訪問し、金大中(キム・デジュン)大統領に訪北に関する結果を説明し、朝鮮半島の平和に関する模索方案について協議する可能性が高いと見通した。



韓起興(ハン・ギフン)記者 eligius@donga.com