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KAL操縦士全面スト;政府、「不法ストに厳重対処」

KAL操縦士全面スト;政府、「不法ストに厳重対処」

Posted October. 22, 2000 18:55,   

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国内航空史上初の操縦士によるストライキが行われた。

大韓航空(KAL)操縦士労組は、21日(土曜日)から22日(日曜日)の早朝まで進められていた労使交渉が決裂したことにより、同日午前6時から全面ストに突入した。これに伴い、金浦(キンポ)空港をはじめとする全国の空港で大規模な欠航の事態に発展した。

しかし交渉の妥結が切迫し、23日から正常に運航すると予想される。

22日(日曜日)のストで、この日運航する計画だった大韓航空の航空便384便(貨物21便を含む)のうち、外国人と非労組員の整備士を動員して運航したソウル発済州行の12便と、中国、日本、香港行などの短距離国際線7便だけが予定通りに出発した。米国などの海外からソウルに飛ぶ予定だった39便中、6便だけが入国した。

これにより、新婚旅行客や観光客など、多くの乗客が事前予告を受けないまま金浦空港や全国各地の空港を訪れ、払い戻しを受けて他の航空便に乗るために駆け回らなければならなかった。

大韓航空は欠航により、この日一日で200億ウォンほどの運賃損失を被ったと発表した。

一方、このストは労使間の土壇場での折衝により、妥結が切迫している。

操縦士労組はこの日、ソウル中区西小門(ソソムン)洞の大韓航空ビルで、会社側と団体協約条項について労使交渉を行い、最大の争点だった飛行手当の引き上げ(1時間あたり1万2000ウォン)に劇的に合意した。

労組は、会社側が飛行制限時間を外国人操縦士と同じ水準(月75時間)とする労組の提案を受け

入れ、飛行手当てについては譲歩をしたとし、一般労組員の追認を受け次第段階的に業務に復帰する方針であると明らかにした。