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錦江—栄山江水管理対策確定

Posted October. 25, 2000 11:33,   

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クムカン(錦江)およびヨンサンカン(栄山江)の水管理総合対策が24日確定し、98年から始まった4大江の水管理対策の青写真が完成した。クムカンやヨンサンカンなどの主な上水源が3級水になったのは昨日や今日の事ではない。政府が2005年に完了する計画ですすめている水管理対策の当面の課題を検討してみる。

▽汚染状況

今年8月を基準に、パルダン・ヨンチョン・テチョン・チュアムダムなど4大江の主な上水源の水質は、化学的酸素要求量(COD)3.2∼4.3¤と3級水。政府は2005年まで、パルダンは1級水、その外は2級水にまで改善する計画だ。

クムカンは、上流では1級水であるが、テジョン(大田)のカップチョン、チョンジュ(清州)のミホチョンと合流してから急速に水質が悪化し、3級水となった。8月にはテチョン湖では初めて潮流警報が発令した。

クムカン水系の下水処理率は60.3%と、全国平均(65.9%)に満たず、テチョン湖圏域は、21.5%に過ぎない。

クムカン環境管理庁の関係者は、「現在、テジョン地域は、一日80万トンの下水を排出しているが、処理量は60万トンに過ぎない。下水量は今後ますます増える見込みなので、処理施設の拡充が至急必要だ」と述べた。

ヨンサンカンの場合、タムヤンダム36.1¤、クァンジュダムが8.0¤などと、クムカンよりも悪い状況である。ヨンサンカン水系全体の下水処理率は64.7%に過ぎない。

これら地域の汚染の主な原因は水の流れが足りないため。農業地帯であるだけに、上流地域に4つの農業用ダムが渇水期には用水を溜めている。このため、中下流には水が流れず、汚染物質が堆積されるのだ。

ヨンサンカンのチョン・ドヨン(鄭道永)環境管理庁長は、「クァンジュ市周辺の場合、渇水期には汚水と廃水が河川いっぱいになるほど」だとして、河川維持用水を早急に再算定すべきだと話した。

▽政府の対策

各水系ごとに水辺区域を指定し、土地を買入れ、汚廃水の発生施設を制限するというのが、政府の水質保護対策のポイントだ。

また、ハンカンを除いた3個所では、2002〜2004年から義務的に汚染総量管理制度を施行し、窒素やリンなどの汚染物質を、濃度に関係なく排出量を制限する計画だ。下水処理率も現在の40〜65%から72〜84%まで高める方針だ。

クムカンとヨンサンカンの上水源のもっとも大きな問題は、汚染発生量の半分を占めている畜産糞尿である。政府は、畜産糞尿をできるだけ堆肥にし、小規模の畜産農家に対しても、糞尿分離貯蔵施設などのリサイクル体系を確立する計画だ。

▽住民の反発

クムカン水系の場合、監視や取り締まり機能が中央政府と地方自治体に分散されているため、これまでは効率的な管理ができなかった。環境当局も地域経済の低迷を理由に、取り締まりには微温的であり、上級機関が摘発、処分を要求しても軽減処分するほどだった。

このため、政府はクムカンとヨンサンカン環境監視隊を、指導取り締まりと行政処分権および捜査権をもつ、準司法的常設監視取り締まり専門機関として改編する事にした。

今回のヨンサンガン対策も、住民公聴会が3回も開かれないなど、開発制限と言う上水源保護原則に対して住民の反発が続いている。

環境部のイ・キュヨン(李圭用)水質保全局長は、「絶え間なく住民に会い、上水源保護の必要性について説得したため、ある程度の了解を得る事ができた。今後も住民の意見を可能な限り受入れ、適切な支援をすれば水管理対策は難なく推進できるはず」だと述べた。



金俊錫(キム・ジュンソク)記者 kjs359@donga.com