韓国政府と大韓赤十字社は、2次離散家族相互交換訪問が遅れるにつれ、延期せざるを得なくなった3次離散家族相互交換訪問を北朝鮮と協議の上、年内に実施する方針だ。
統一省関係筋は29日、「3次離散家族再会日程(12月5〜7日)に対する南北間合意は有効であるが、4次閣僚級会談など南北日程が繰り延べられており、候補者名簿交換が離散家族の再会日の30日前にあった前例などを考え、日程の延期は避けられない」と明らかにした。
同関係筋は「年内に3次交換訪問までを行うといる件に関しては、金正日(キム・ジョンイル)総書記が直接約束したことなので、北側に申し入れる方針だ」と説明した。
一方、北朝鮮側が27日、通報してきた「第2次離散家族相互交換訪問」の候補者名簿200名に対する生死確認が順調に進まれ、29日午後5時現在159名に対する生死確認がなされた。
政府と大韓赤十字社は、11月10日まで200名に対する生死確認結果を通報し、11月18日まで最終訪問者100名の名簿や身元安全保証覚書を交換する計画だ。
2次離散家族相互訪問は、1次離散家族相互訪問の時と同じ方法にて行うことになるが、費用負担などを考え、3泊4日から2泊3日へと日程を減らし、北側から来韓する家族と再会する南側家族に対しては寝食費を提供しないことにした。
河泰元(ハ・テウォン)記者 scooop@donga.com