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ベンチャー、社員採用時にチームワークと経験重視

ベンチャー、社員採用時にチームワークと経験重視

Posted October. 30, 2000 15:13,   

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`きらめくアイデアよりはチームワークと豊富な経験を・・・'

ベンチャー企業の採用基準が変わりつつある。

ベンチャー企業は今まで学歴や経歴よりは`目立つ'個性やアイデアを重んじてきた。しかし、最近は`安定型'の人材を好む企業が多くなりつつある。

外部の環境が厳しくなると、企業の採用パターンはネガチブ(Negative)方式に変わるものだ。これは危機を管理するためのこと。職員一人が誤れば会社全体が危機にさらされかねないとの判断からだ。

ベンチャーの最高経営者(CEO)らは△組織生活への適応力の不足△度を過ぎた利己主義△能力上の尾鰭つけなどがあるかどうかを綿密に調査する。多数の転職経験を持つ人は、再び職場をやめかねない可能性が高いため、会社の成長にはプラスにならないという。

最近15人の職員を新規採用したA社は、選考の過程で、年に職場を3回以上移した志願者を最初に脱落させた。採用専門サイトであるインクルートのイ・キョンフ広報チーム長は「外国界企業や財務状態の良い企業ほど転職経験の多い入社志願者を嫌う」と言った。しかし、ベンチャー企業のCEOのなかには頻繁に職場を移したケースもある。このため、イ・ユゼ社長は「条件の整った職場を頻繁に転職した場合は、ネガチブ基準を適用する」と説明した。

組織経験や適応能力を重視する風土が新たに根を下ろしている。危機の克服や持続的な成長のためにはチームワークを成す組織力と経験が最高との認識が広まっているのだ。

20代のキム・サンウ社長も「個性や実力よりは会社の組織と融和できる人材がほしい。核心人材は既に確保したため、実力を備えても組織に融和できない人なら排除するしかない」と説明した。

大卒新入社員の採用においては、社会奉仕やサークル活動を、経歴職の採用においては自営業の経験を重視するという。インターネットショッピングモールを運営しているマイグロソリはオフラインの流通会社で経歴を積んだ職員を優遇している。イ・ヘジン社長は「小規模のベンチャー企業の場合、新入社員に対して教育をさせる余力もなければ、組織の経験が企業の人的資産にもなるため、大手企業の経歴者を欲しがっている」と説明した。

仕事を遂行する能力と創意性はベンチャー企業の正確上当然な基準だ。海外への進出を控えている企業の場合、外国語のできる人材を探している。

あるベンチャー企業の社長は「ベンチャー企業の採用が大手企業のそれと同様になりつつある。最近、政府により処理対象に含まれる企業が増えているため、優良なベンチャー企業はますます厳しい採用基準を適用して必要な人材のみを選抜している」と話した。



丁偉用(ジョン・ウィヨン)記者 viyonz@donga.com