米国の有力紙・LAタイムズは31日、「米国の北朝鮮に対する関係改善は、第3段階により推進されることになると見られているが、その段階ごとに危険要素が隠れている」と報じた。
同新聞は「第1段階とは、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記とオルブライト米国務長官との会談に次ぐミサイル実務者交渉およびその結果によるクリントン米大統領の訪朝、米朝首脳会談での公式的な合意を引きだすこと」だと伝えている。
また、「クリントン大統領と金総書記との首脳会談を通じて、協定の検証手段も合意されるべき」だと強調し、「米国が平壌で連絡事務室を開設する計画を発表することを願う」と明らかにした。
同新聞は第2段階として、韓・日・米の3国の過渡期的な北朝鮮に対する和解接近を持ち上げ、「その(北朝鮮への和解接近)方式においては国ごとに微妙な差がある」と指摘した。
即ちに、日本は北朝鮮に拉致(らち)された日本人の引導を要求している反面、米国は利益と同盟国の目的であるテロリストらに対する居場所の提供やテロ支援中断を要求している。
「第3段階は、休戦協定から平和協定に転換する過程と過去の懸案を解決することが核心的な課題となる」との見通した。
現在としては、韓・日・米の3国が北朝鮮に対する経済援助を含め、信頼を築いていく計画や北朝鮮がすでに南北朝鮮国防会談を開催していることから、交渉国らは驚かした。米国の閣僚らは「今後も南北間による定期的な対話、軍事直通電話の設置、軍事相互訪問及び訓練参観などの措置が続くと見られる」と述べた。