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クリントン米大統領、APEC出席後 北朝鮮訪問しない

クリントン米大統領、APEC出席後 北朝鮮訪問しない

Posted November. 06, 2000 13:34,   

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米国のホワイトハウスは4日、クリントン米大統領が今月末に予定されているアジア地域訪問の際、北朝鮮を訪問する計画がない、と明らかにした。

シーワット・ホワイトハウススポークスマンは「クリントン大統領が今月11日から20日にわたり予定されているブルネイのアジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会談の出席とベトナム訪問に続き、平壌を訪問しないことに決定した。また、来年1月20日までの残りの任期のうちに北朝鮮を訪問するかどうかについてもまだ決定していない」と述べた。

クリントン大統領が訪朝を延ばしたのは、先月オルブライト米国務長官の北朝鮮訪問と最近のクアラ・ルンプールで開かれた朝米ミサイル会談(1〜3日)にて北朝鮮のミサイル問題と関連し、米国が満足できる結論が出なかったためだ。シーワット・スポークスマンは「クアラ・ルンプール会談が米国と北朝鮮間で共通する基盤を拡大という側面では寄与したが、まだ解決されていない問題が多い」と話した。

また、ホワイトハウスのクルス・国家安保会のスポークスマンも「クアラ・ルンプール会談の結果についてより具体的な検討が必要だ」と語った。

ワシントンの外交消息筋は「オルブライト国務長官が3日の記者会見で自分の北朝鮮訪問をめぐって世論の批判に対して解明した後、ホワイトハウスがアジア地域訪問で北朝鮮を除外したことから、クリントン大統領の訪朝が実現される可能性は薄れた」と説明した。

米国と北朝鮮は先月、北朝鮮の趙明禄(チョ・ミョンロク)・国防委員会第1副委員長がワシントンを訪問した折り、クリントン大統領の北朝鮮訪問に合意したが、米国国内では最近、朝米懸案に対する解決に進展がない状態のまま、任期満了に近づいているクリントン大統領の訪朝は適切ではないという批判的な世論が提起されてきた。



韓起興(ハン・ギフン)記者 eligius@donga.com