Go to contents

行き違った証人らの供述

Posted November. 07, 2000 11:38,   

한국어

6日、国会の政務委、金融監督委の国政監査では、ドンバン(東邦)金庫の不正貸出事件の関連者6人に対する証人尋問が行われたが、主要証人らの供述が行き違っており、その実体を明かし出すのはたやすい事ではなかった。

野党・ハンナラ党の議員らは与党関係者の介入について集中的に問いただした。

ハンナラ党のソ・サンソップ(徐相燮)議員は、韓国デジタルラインのチョン・ヒョンジュン(鄭鍱逷)社長に、「ドンバン金庫のイ・キョンジャ(李京子)副会長が話した与党の実勢は誰か」と聞き、与党・新千年民主党のクォン・ノガップ(権魯甲)最高委員、キム・ホンイル(金弘一)議員の名を一つ一つ挙げながら「違いますか」と追求した。

また、オム・ホソン(厳虎聲)議員は、チョン社長に「シンヤンファクトリングの開業式に花束を贈った人物は誰か」と聞き、イ・ソンホン(李性憲)議員もイ副会長に、「大学院で知合ったS証券の社長が民主党のキム・オックドゥ(金玉斗)事務総長の姻戚であることを知っていたか」と関連疑惑を追及した。

一方、民主党の議員らは与党関係者の間連説は「根拠のないうわさ」に過ぎないことを立証しようとした。

キム・ミンソック(金民錫)議員は、チョン社長とイ副会長にそれぞれ「証人の私設ファンドにK、K、K、P氏の資金が含まれているか」、「与党の関係者がバッググラウンドになってくれている、と話した事があるか」と質問し、「ない」という答えを聞き出した。

自由民主連合のアン・デリュン(安大崙)議員も「根拠無き与党介入のうわさで資金をかき集めようとしたのではないか」と詰った。

チョン氏は、「イ氏が与党の関係者や金融監督院、検察の関係者と親しいと話していた」と答えたが、イ氏は、「チョンの話は嘘」だと反発した。イ氏は、「検察で徹夜の捜査を受け、体調を崩しているが、チョン氏の嘘を聞くやいなや力が湧いてきた」とも話した。

チョン氏は、本人の立場を訴え、「説明をしたい」と自ら積極的に解明しようとし、「私は卑怯ではない。何も失うものはない」と強調した。しかし、チョン社長は、政官界の人物を明らかにせよ、という要求に対しては、「検察に話した」として具体的な答えをさけた。

また、イ副会長は「どうしてそんなに仲のよかった二人の間がこじれたのか」という質問に、「全くそのとおりです」と相づちを打っている。



klimt@donga.com